薄明

ごじょうさとる×ふしぐろめぐみ
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2025年7月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

今日まじ暑くてやばかった
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ものすごく平和な世界の平和な勘違い
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今年もこの季節がやってきた
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生存後も馬車馬のように働かされる世界
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僕の恵ってえっちだ
ちょっと喘ぐ


 熱いセックスをした日の朝の恵はへろへろのへにゃへにゃで使い物にならない。昼近い時間にゆっくりと目覚めて、掠れた声でうんうん唸りながら布団の中で丸くなったりして二度寝するか悩み出す。恵がこうなることを見越して、翌日が休みの時に熱くて溶けるようなセックスに勤しむわけだ。
 今現在布団の中でもぞもぞと動いている恵はまさしくそんな夜を過ごした恵で、僕はペットボトルの水を片手にベッド脇に腰掛けてそれを眺めていた。
「恵、水持ってきたよ。飲む?」
「……のむ」
 二度寝するか起きるか、重い身体で悩んでいる恵に声をかけるとのそりと布団から顔だけ生やす。寝てたら飲めないよ、と声をかけながら恵の上体を起こしつつ僕はネットの片隅に流れていた噂を思い出していた。寝てようが水なんていくらでも飲ませられるが、わざわざ起こしたのはその為だ。これが本当だったらエロ漫画みたいだなぁ、などと殆ど読んだことのないジャンルの漫画のことを思い浮かべる。
「はい。ちゃんと持ってね」
「…ん、」
 普段なら口が広くて飲みやすいコップか、寝そべったままでも飲めるように口移しなりで水を飲ませているのに今日はペットボトル。その違和感にも気付かないくらいへにゃへにゃの恵は無防備で、上手く水も飲めなくて小さく噎せる。
「…っけほ、ぇほ、」
「あーほら、ゆっくり飲まなきゃ」
「っん、げほ、…はい………っ」
 噎せて身体を丸める恵の、背中ではなくてお尻に近いあたり、尾骶骨の上をとんとんと優しく叩く。宥めるふりをして優しくそこに振動を与えられ、呼吸を落ち着かせようとしていた恵はぴくりと身体を一度震わせた。
「ん?どした?」
 顔を覗き込んでみれば不思議そうに目を丸くして突然の違和感に頭をフル回転させているようだった。じわじわと頬が赤くなっている。僕がネットの片隅で見かけた話はどうやらまるきりの嘘ではなかったらしい。
 昨夜もそうしたように、いつも僕が恵の奥を暴く時と同じリズムで尾骶骨を軽くとんとんと叩いていると、再び恵の身体が震えた。先程のように一度じゃなくて、何回か震えてはぎゅうと身体を縮こまらせる。
「っあ………?…、っ?」
「大丈夫?」
「ま、っ…なに、あっ…これ……」
 間違いなく軽い絶頂を迎えた恵に何も知らないふりをしながら同じ振動を与え続ける。このまま続けたら次はもっと深い絶頂を迎えるだろう。昨夜も僕の前で見せてくれた、射精を伴わない深い絶頂を。
 気がついたら口の中に溜まっていた唾液をごくりと飲み込む。興奮と好奇心とで飲み込む音がやけに大きく響いた気がした。恵がいうには射精を伴わない絶頂は際限がないのだという。昨夜も恵は何度も身体を震わせては、瞳の焦点を曖昧にしていた。気持ちよさそうに全身を真っ赤にして、声も出せないくらいの快感に意識をふわふわとさせていた。僕だけが見ていい、僕だけが与えられる、恵だけの一番の快楽だ。
「…めぐみ、」
「っは、ゃめ、っあ、ぁ…〜〜っ!!」
 恵の手からペットボトルが落ちて布団を濡らしていく。けれどそんなことにも気付かずに恵は布団を握りしめて、身体を小さく丸めて、びくびくと震えている。震える合間に小さい喘ぎが漏れるだけで、意味のある単語はひとつも出てこない。首まで真っ赤な恵に構わず同じところに振動を与え、時折ゆっくりとなぞりあげては絶頂の余韻を長引かせる。
 僕は少し感動していた。だってネットで見かけた嘘みたいな話が本当だったのだ。何も出さない深い絶頂を迎えたら、次の日もちょっとした刺激で思い出して達してしまうなんて。エロ漫画なんて殆ど読んだこともないし、AVだって昔にちらっと見ただけで殆ど覚えていない。それでも今目の前で起きている現象は間違いなく、漫画みたいにエロいってやつだ。どうしよう、僕の恵はすっごくえっちだ。
「は、っはぁ、…あ、もぅ…やめ…っ、」
「…ね、恵、昨日のつづ、」
「…やめ、ろって…っあ、言ってん、だろ…!」
「え」
 次の瞬間、恵の右ストレートが僕の顔に真っ直ぐ飛んできた。ベッドの上じゃそんな事する余裕ないじゃんとか、さっきまでへろへろのへにゃへにゃだったじゃんとか、すごいキレてるとか、色んなことが頭を駆け巡った上で僕の無下限が危険だと判断して自動で恵の拳を防いだ。真っ赤な顔で僕を睨む恵は未だに余韻に小さく震えていて怖くもなんともない。が、この後の恵がものすごく怖いことは知っている。よく叱られている僕はよく知っている。
「分かっててやってんだろ…」
「…いや〜…?」
「嘘つくな!どこで変な知識得たんだか知りませんけど、人の身体で遊ぶな…!最中でもないのに…!」
 最中ならいいんだ。
 揚げ足取りだとは分かっていても恵の発言をしっかり胸に刻んで僕は反省した顔をする。たぶん恵も僕が本気で反省してるとは思ってないだろうけれど、形ってのは大事だ。僕も恵に甘けりゃ、恵も僕に甘い。
「あのさ…昨日の続きをする気なんてのは…」
「あるわけないでしょ」
 だよねぇと笑いながらネットで見かけたのだとネタばらしをする。 ついでに濡れた布団を剥ぎつつ、僕は懲りずに次は最中にやってみようなんてことを考えていた。
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ほぼ童なのに

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すくすく愛されて育ちました
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毎年恒例
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つまりは惚れた弱み


 デリカシーが無いというと槍玉に上がるのはいつも僕だが、しかし苦言を呈したい。恵だってデリカシーがない。
 僕の隣でうっすらと額に汗を滲ませてあつあつのカレーうどんを食べている恵は、おでこに張り付いた数本の前髪に気づいていない。有名うどんチェーンの初夏限定カレーうどんが食べたいと言ったのは僕だったが、その提案に文句も言わずに「いいですね」と恵が着いてきた理由は分かっている。麺をすするのが苦手なのもあって音も立てずに静かに食べている恵は、時折お手拭きで自身のシャツを拭いていた。これだ。こういうところがデリカシーがない。
 テーブルの下でぴとりと僕の足に自分の足をくっ付けている恵は、無下限のお裾分けをしてもらっている。
 僕の無下限があれば確かにカレーうどんが跳ねてもシャツには付かないし、お手拭きでさっと拭くだけでぴかぴかだ。でも、僕が無下限をお裾分けしなかったら絶対カレーうどんなんて食べに行かない。アンタひとりで行ってください、なんて可愛くないことを言う筈だ。
「…前から思ってんだけどさ」
 人のことをエプロン扱いするのはどうなの?その僕の言葉に、恵は不思議そうに瞬きをした。少し考えてから言ってることを理解したのか、うどんを静かに飲み込んで言った。
「エプロン扱いとかじゃないですよ。便利だなとは思ってますけど」
「人を便利アイテム扱いして!」
「物扱いはしてませんって」
「じゃあ僕が恵にくっつかないでねって言ったらカレーうどん食べに来た?」
 少しの間。
 ちらと視線を泳がせた恵はあっけらかんと言った。
「行かないですね。汁はね気にして食べるのめんどくさいんで」
「ほらも〜!夏もさぁ、僕の影ん中潜って移動すんじゃん。あれだって僕のこと涼しいタクシー扱いしてるってことでしょ?」
 真夏になると、恵は僕の影の中に入って移動する。僕の後ろに陣取って日陰にいるとかそんなんじゃない。本当に影の中にすっぽり潜ってしまうのだ。アイス食べたいからコンビニ行こうよ、なんて言うと二つ返事で「良いですよ」と返してしれっと人の影に潜り込む。そして僕に移動させてコンビニ近くで何食わぬ顔で這い出て、外暑いですねなんて言う。1番暑いのはここまで移動してきた僕なのに!
「汗かくの嫌なんですよ」
「それは僕も」
「それにあんたの影、居心地いいんですよね。好きな相手だからですかね?」
「……っぐ、」
 小さく首を傾げて可愛いことを言う。これは僕がこの手の発言に弱いのを分かっての物言いだ。きっと恵はこの話題を面倒くさがっている。適当に可愛いことを言って有耶無耶にして、そしてまた僕を使って涼しく移動して安全にミートソーススパゲティでも食べるに違いない。今日こそは恵のデリカシーの無さにしっかり物申して、夏は一緒に汗だくになりながらコンビニ行って、無下限なんてなくても一緒にラーメンを食べにたいのだと伝えなくては。
「……僕だって、恵に頼られるの、嫌いじゃないし、むしろ嬉しいし」
「はい」
「…こういう頼り方してくるの、僕にだけだって…分かってるし……」
 深い深い溜息をして、項垂れた。
「今回だけだからね。次はお裾分けしてあげない」
 残念ながら僕の惨敗だ。どんな形でも、人のことを便利アイテム扱いしていようと、恵に頼られるのは嬉しい。僕にだけこんなどうしようもない甘え方をしてくるのは嬉しいに決まっているのだ。普段はしっかり者の恵が、僕には雑に甘えてくる。可愛くないわけがない。
「ありがとうございます。今日が最後なので、大事に食べますね」
 最後だなんて思ってないくせに、いけしゃあしゃあとそんなことを言った恵は静かにうどんを食べるのを再開した。

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暑すぎ
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デコ短髪
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6.3にメッセージくれた方へ


多分ブルスカ見てメッセージくれた感じですよね??すいませんなんか気を使わせたみくなってしまった🥲‎
だけど私の五伏だいすきって言ってもらえてめちゃくちゃ嬉しいです❣️果たして私の五伏に解釈と呼べる程のものがあるのか…それすら自信ないですけど、でも見てちょっとは元気になってもらえてるならとてもハピ🫶🏻︎💕︎︎です!
ついでにハマったりするかも〜とか思って読んだ漫画が全て普通の読者に着席してるので、多分このまま鬱厄介害悪五伏オタクとしてまだこの船乗ってると思います!ので安心して下さい…(?)

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その他 編集

前に言ってた芸バロが合法になってしまう。さんきゅーKATE

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責任問題
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今日はそういう日


 瞼をすり抜けた光が悟に起きろと声をかけてくる。それに抗うことなく、うーんと唸ってから悟はゆっくりと瞼を持ち上げた。窓から差し込む日差しは随分と眩しくて、今は何時だろうかと久しぶりに熟睡したお陰で軽い腕で枕元のスマートフォンを手に取った。
 ロック画面を表示。今日は5月24日。時刻は朝の8:30、ではなくて昼に近い10:45。
 その時刻を見て、悟は寝起きの気だるさなんて放り投げてがばりと起き上がった。
「もう昼!?」
 隣で未だにすやすやと眠っている恵を気にすることなく叫んだ悟は「恵!起きて!」と慌てて恵の肩を揺すった。あまりにも気持ちよさそうな寝顔に悪いとは思うがそれどころではなかった。
 今日は2人揃ってオフ。滅多にないことだからと今日は映画を観に行ってから遅めのお昼をのんびり食べて、それから適当に店を見て回ったりぶらぶらしたりしながら最後は夕食を食べて帰ろうと話していたのだ。映画以外は特に詳細を決めていない気ままなデート。の筈だったが、既に映画の時間まで1時間も無かった。今からダッシュで準備すれば間に合う?次の回ってあったっけ?ていうか今日を逃したら僕はもう観れない!そんなことを頭の中で高速で右往左往させながら恵の名前を呼んだ。
「ねぇ恵!映画!」
「…ん、なに、…るっさい…」
「もう昼!映画間に合わないよ!」
 ようやっと目を覚ました恵は心底迷惑ですという顔をして悟を見た。快眠を邪魔されて眉間に皺を寄せているが、瞳はまだ寝ぼけてとろりとしている。可愛い、可愛いけれど悟は心を鬼にして恵を叩き起こそうとした。
「急いで支度しなきゃ!」
「…もう、よくないですか…」
 むにゃむにゃとした声で言いながら悟の手を振り切り、恵は布団の中に潜ろうとした。なんならもう既に瞼が閉じられている。
「どうせまだチケット取ってないし…俺もごじょうさんも寝過ごしたんなら、そういう日なんですよ…」
「でも僕、今日しかこれ観れない!」
「配信でお願いします」
「そんなぁ」
 そんな攻防を続けていたらもう11:00を少し過ぎていた。今から急いで飛び出しても映画には間に合わない。既に公開から日にちが経っていて、1日の上映回数も1回か2回。早朝か夜遅くにしか枠がない中で、今日は奇跡的に昼頃に枠が設けられていた。そんな偶然が重なった休みにすっかり2度寝をする気の恵の隣に再び横たわり、頭の中で悟は今日の予定を1つキャンセルした。映画には映画館で観るからこその楽しみがあるというのに、恵もそれは知っている筈なのに、配信で観ろだなんて。冷たすぎやしないか。
「ねぇ、恵は僕とのデート嫌なの?」
「いや、とかじゃなくて」
「映画行ってご飯食べてぶらぶらしよって言ってたのに」
「外出るのめんどくさくなったのはありますけど」
「こら」
「揃って寝坊したんだし、今日はふとんでごろごろ、が、いいです」
 くあ、と欠伸を零した恵は悟の方を向いてきゅ、と唇を摘んだ。拗ねてとんがった悟の唇を摘んで、分かりやすく機嫌を取ろうとしている。そして、そのご機嫌取りに悟は弱いのだ。
 むにむにと唇を揉んで、ついでに軽い触れるだけのキス。
「配信きたら、一緒にみましょう」
「…恵だけ先に観たりしない?」
「っ、ふふ、しませんて」
「何笑ってんの」
「すっげぇ拗ねてる」
 誰のせいだと思ってんの!そう叫んだ頃には、実のところ悟の機嫌は恵のキスで半分くらい直っていた。観たかった映画が観れなくなったのも、この調子だとランチを食べに行くのも流れるだろうし、下手したら夕方くらいに近所のスーパーに行って夕飯の買い出しだ。予定が全部ぐたぐたになって、久しぶりのデートらしいデートはもうどこかに行ってしまった。
 けれど愉快そうに口元を緩めた寝ぼけまなこの恵が、悟の唇にもう一度キスを落としてから腕の中で寝落ちるもんだから、そりゃあ多少の機嫌も直るに決まっているのだった。

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