薄明
ごじょうさとる×ふしぐろめぐみ
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2024年1月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
朝露と共に〜をやっと加筆修正した。地味に加筆した
2024.01.24 20:47:49 編集
他の人の環境はどうか分からないけど、私のChromeから見るとキャッシュ消しても何してもサイト内のレイアウトが崩壊してるんだけど、結局Firefoxからは普通にレイアウト反映されて見れるのでそのままにしている。
ていうか調べたけどちょっとよく分からなかったからこのままにする。本当に分からん。なんかある日突然Chromeからレイアウトが消えた。
なのでサイトのレイアウトが崩壊している人は心の目でなんかいい感じに見てください。
ていうか調べたけどちょっとよく分からなかったからこのままにする。本当に分からん。なんかある日突然Chromeからレイアウトが消えた。
なのでサイトのレイアウトが崩壊している人は心の目でなんかいい感じに見てください。
2024.01.17 02:05:17 編集
過去の五伏えろ小説読み返して思ったけど、書いてる時はマジで全く意識してなかったわりに外から奥を意識させての脳イキみたいなことちょいちょい書いてて無意識の癖の現れ怖……になった
2024.01.16 03:08:08 編集
五伏に姫始めもとい、殿始めしてほしい気持ちあるけど、普通に考えたら五条悟に年末年始の休みなんてもんはなさそうだから出来ても深夜のテレセクになりそうだなって思った。
たぶん五伏はとっくにテレセクはやったことある
たぶん五伏はとっくにテレセクはやったことある
2024.01.02 02:51:20 編集
元旦
なんか色々いい感じに皆が生きてる時空
夜10時、終電も近い電車に乗り高専から離れていく。
車内には殆ど人はなく、目の前の黒い窓には眠そうな顔をした伏黒が映っていた。これからもう数駅乗って、そこから更に1度乗り換え終電の終点まで。終点駅の近くにネットカフェがあるのは既に確認済みで、着いたらそこで仮眠をとる予定だ。
一緒に初日の出を見に行こうという虎杖たちを断り、伏黒1人でそんな所に向かうのは五条に年末年始休みなんてものはないからだ。伏黒が向かう駅から少し離れたところ、そこで五条は年をまたいでの仕事が入っている。伏黒を呼び出してきたということはとっくに片付いてその辺で暇を潰しているか、伏黒がネットカフェを出る頃にはかたがつくのか。ともかく伏黒は五条と初日の出を見るためにこんな時間から外を出歩いている。
電車を乗り継ぎ、目的の駅に着いた頃にはもう日付を跨ぐまであと少しだった。帰りの電車ももうない。携帯でネットカフェへの地図を出し、歩きながら考える。これまで大晦日から元旦を迎える1秒だとか、初日の出を見ることの特別感だとか、そういったものに何か特別な気持ちを感じたことはなかった。津美紀や周りの人間が浮き足立ってるばかりで、伏黒自身はどこか冷めた気持ちでいた。けれど今年は違う。虎杖たちがいて、津美紀が起きていて、五条がいる。それがいかに奇跡みたいなことなのか、よく分かる1年だった。
柄にもなくどこか感傷的になりながら歩いていれば、携帯に一斉に通知が届いた。高専生たちのトークルームに届くメッセージで、メッセージアプリが目まぐるしく通知を鳴らす。その中に混ざって津美紀の「あけましておめでとう」もあり、そこでいつの間にか12時を回ったことに気付く。けれどそれに返信するのは後にした。目の前に目的のネットカフェが見えたからだ。
携帯のアラームで目を覚ます。
真夜中の3時。流石にメッセージの流れは落ち着いていて、2時間前には止まっていた。くあ、と欠伸を零してから「あけましておめでとう」の一言だけで数時間遅れの返信を返す。当然返信もなければ既読すら付かなかった。
ネットカフェを出れば当然だが外は真っ暗だった。けれど五条と待ち合わせている駅へと向かえば、伏黒と同じように初日の出を見るために起き出している人達がいた。そしてその人混みの中に五条の姿を見つける。
伏黒が見つけるのと同時に五条もこちらを見つけたらしい。ぱっと顔を上げて手を振ってきたものだから、伏黒も軽く手を持ち上げて返す。
「あけおめ!」
「あけましておめでとうございます」
3時半頃。やっと合流して、ぐるりと見渡した五条は言う。
「なんか結構人いるね。穴場だと思ったんだけどな」
辺鄙な場所だが五条が思っているより元々穴場として知られているのか読みが外れたのか、こうして話している間にも人は少しづつ増えていた。互いにちらりと視線を合わせて、増えてきた人から離れるように歩き出す。
「いつ終わったんですか?」
「さっき。本当は日付変わった瞬間に電話したかったんだけど、相手が地味に面倒でさ」
「こういう日に限って上手く行きませんね」
「でもまあ、直接言えたからいいかな。流石にこれは僕が1番でしょ?」
「そうですね。俺も直接言ったのは五条さんが初でしたよ」
「やった」
五条に連れられて、きんと冷えた夜を歩いていく。吐き出した息は白くて、吸い込む空気は肺を冷やす。駅前から離れて、それに伴い街灯も少なくなっていく道を進んでいけば海岸が見え始めた。海風と、それに連れられて波の音がする。
視線の先、ただ暗闇だった所に僅かに色がつく。さっきまで見えなかった水平線を可視化しながら、少しづつその色は広がっていく。あと少しで海岸に、砂浜に足を踏み入れようかというところで伏黒の足は止まった。じっと視線は前に向けたまま、やがて顔を出す朝日を待つ。その伏黒に何を言うでもなく五条も立ち止まった。
「…今まで、」
「うん」
「こんなのの為によくやるなって思ってたんです」
「うん」
ただのまっすぐな線だった水平線に、小さな丸い頭が顔を出す。
そこからはあっという間だった。
「…でも、五条さんと見たら、…なんか、」
海風に吹かれる伏黒の顔が照らされる。眩しさに目を細めるが、視界がきらきらとしているのはきっとそれだけじゃない。横にいた五条が声を上げて笑い、伏黒の頭を乱雑に撫でる。
「沁みるなって」
五条に頭を雑に撫でられ視界が揺れる。その間にも朝日はどんどん昇って、伏黒達と同じように海岸に集まっていた人達は思い思いに写真や動画を撮ったりしていた。
「早いって!」
「俺ももう歳なんですよ」
「僕の前でそれ言う〜?…ほら恵、あっち向いて」
すん、と鼻をすすってから五条に言われた通りに歩いてきた道の方を向く。何度か目を瞬かせると、伏黒の頬に五条の頬が触れた。それから軽いシャッター音。日の出をバックに撮られたのだとワンテンポ遅れてから気付く。
「津美紀に送っとこ」
「ちょっと!やめてください!」
五条から携帯を取り上げようとしてももう遅く、情けない伏黒の顔は津美紀に送られてしまった。間違いなく写真のことについて伏黒に連絡が来ることを思い、頬が熱を持つ。五条との関係はとっくに知られたものだが、それにしたって。
「本当は今年も宜しくねつってから泣かせるつもりだったのにな」
「…っ…泣いてない…」
「嘘つけ!」
けらけらと笑う五条に力の抜けた蹴りを返すと同時に、ぴろんと伏黒の携帯が鳴った。
畳む
なんか色々いい感じに皆が生きてる時空
夜10時、終電も近い電車に乗り高専から離れていく。
車内には殆ど人はなく、目の前の黒い窓には眠そうな顔をした伏黒が映っていた。これからもう数駅乗って、そこから更に1度乗り換え終電の終点まで。終点駅の近くにネットカフェがあるのは既に確認済みで、着いたらそこで仮眠をとる予定だ。
一緒に初日の出を見に行こうという虎杖たちを断り、伏黒1人でそんな所に向かうのは五条に年末年始休みなんてものはないからだ。伏黒が向かう駅から少し離れたところ、そこで五条は年をまたいでの仕事が入っている。伏黒を呼び出してきたということはとっくに片付いてその辺で暇を潰しているか、伏黒がネットカフェを出る頃にはかたがつくのか。ともかく伏黒は五条と初日の出を見るためにこんな時間から外を出歩いている。
電車を乗り継ぎ、目的の駅に着いた頃にはもう日付を跨ぐまであと少しだった。帰りの電車ももうない。携帯でネットカフェへの地図を出し、歩きながら考える。これまで大晦日から元旦を迎える1秒だとか、初日の出を見ることの特別感だとか、そういったものに何か特別な気持ちを感じたことはなかった。津美紀や周りの人間が浮き足立ってるばかりで、伏黒自身はどこか冷めた気持ちでいた。けれど今年は違う。虎杖たちがいて、津美紀が起きていて、五条がいる。それがいかに奇跡みたいなことなのか、よく分かる1年だった。
柄にもなくどこか感傷的になりながら歩いていれば、携帯に一斉に通知が届いた。高専生たちのトークルームに届くメッセージで、メッセージアプリが目まぐるしく通知を鳴らす。その中に混ざって津美紀の「あけましておめでとう」もあり、そこでいつの間にか12時を回ったことに気付く。けれどそれに返信するのは後にした。目の前に目的のネットカフェが見えたからだ。
携帯のアラームで目を覚ます。
真夜中の3時。流石にメッセージの流れは落ち着いていて、2時間前には止まっていた。くあ、と欠伸を零してから「あけましておめでとう」の一言だけで数時間遅れの返信を返す。当然返信もなければ既読すら付かなかった。
ネットカフェを出れば当然だが外は真っ暗だった。けれど五条と待ち合わせている駅へと向かえば、伏黒と同じように初日の出を見るために起き出している人達がいた。そしてその人混みの中に五条の姿を見つける。
伏黒が見つけるのと同時に五条もこちらを見つけたらしい。ぱっと顔を上げて手を振ってきたものだから、伏黒も軽く手を持ち上げて返す。
「あけおめ!」
「あけましておめでとうございます」
3時半頃。やっと合流して、ぐるりと見渡した五条は言う。
「なんか結構人いるね。穴場だと思ったんだけどな」
辺鄙な場所だが五条が思っているより元々穴場として知られているのか読みが外れたのか、こうして話している間にも人は少しづつ増えていた。互いにちらりと視線を合わせて、増えてきた人から離れるように歩き出す。
「いつ終わったんですか?」
「さっき。本当は日付変わった瞬間に電話したかったんだけど、相手が地味に面倒でさ」
「こういう日に限って上手く行きませんね」
「でもまあ、直接言えたからいいかな。流石にこれは僕が1番でしょ?」
「そうですね。俺も直接言ったのは五条さんが初でしたよ」
「やった」
五条に連れられて、きんと冷えた夜を歩いていく。吐き出した息は白くて、吸い込む空気は肺を冷やす。駅前から離れて、それに伴い街灯も少なくなっていく道を進んでいけば海岸が見え始めた。海風と、それに連れられて波の音がする。
視線の先、ただ暗闇だった所に僅かに色がつく。さっきまで見えなかった水平線を可視化しながら、少しづつその色は広がっていく。あと少しで海岸に、砂浜に足を踏み入れようかというところで伏黒の足は止まった。じっと視線は前に向けたまま、やがて顔を出す朝日を待つ。その伏黒に何を言うでもなく五条も立ち止まった。
「…今まで、」
「うん」
「こんなのの為によくやるなって思ってたんです」
「うん」
ただのまっすぐな線だった水平線に、小さな丸い頭が顔を出す。
そこからはあっという間だった。
「…でも、五条さんと見たら、…なんか、」
海風に吹かれる伏黒の顔が照らされる。眩しさに目を細めるが、視界がきらきらとしているのはきっとそれだけじゃない。横にいた五条が声を上げて笑い、伏黒の頭を乱雑に撫でる。
「沁みるなって」
五条に頭を雑に撫でられ視界が揺れる。その間にも朝日はどんどん昇って、伏黒達と同じように海岸に集まっていた人達は思い思いに写真や動画を撮ったりしていた。
「早いって!」
「俺ももう歳なんですよ」
「僕の前でそれ言う〜?…ほら恵、あっち向いて」
すん、と鼻をすすってから五条に言われた通りに歩いてきた道の方を向く。何度か目を瞬かせると、伏黒の頬に五条の頬が触れた。それから軽いシャッター音。日の出をバックに撮られたのだとワンテンポ遅れてから気付く。
「津美紀に送っとこ」
「ちょっと!やめてください!」
五条から携帯を取り上げようとしてももう遅く、情けない伏黒の顔は津美紀に送られてしまった。間違いなく写真のことについて伏黒に連絡が来ることを思い、頬が熱を持つ。五条との関係はとっくに知られたものだが、それにしたって。
「本当は今年も宜しくねつってから泣かせるつもりだったのにな」
「…っ…泣いてない…」
「嘘つけ!」
けらけらと笑う五条に力の抜けた蹴りを返すと同時に、ぴろんと伏黒の携帯が鳴った。
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