薄明

ごじょうさとる×ふしぐろめぐみ
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ビッグベイビー
すっげぇ気に入ってる

「……」
 寝起きの頭でぼんやりと、布団越しでも元が大きければ意外と目立つものなのだな、などと考える。穏やかに寝息を立てている五条は当然布団の真ん中を僅かに盛り上げているものには気がついていない。
 誰にでもある生理現象だとは聞くが、人の朝勃ちをこの目で見るのは初めてだった。それもあって、まじまじと見るものでもないのは分かっているが、伏黒の寝起きの頭は理性よりも好奇心を優先した。
 五条が寝ているのを確認してからゆっくりと起き上がり、布団の真ん中にあるそれを軽くつついてみた。布団越しとはいえ普段の情事の時よりは柔い気がするが、それでもつつけばやっぱり硬さは感じる。何も無くても寝ている間に元気になったそれは、少しすれば勝手に萎えていくものだと思っていたが意外と元気なままだった。
「…なんか…」
 布団をめくって下着から出してしまえば全く可愛げなどないのは分かっているが、ちょっとだけ布団を盛り上げてただ伏黒につつかれるだけのそれは、少しだけ。
「可愛いな…」
 自然とそう口から零れて、なんなら口元もちょっと笑ってしまった時だった。
「めぐみぃ…触るならちゃんと触って…」
 すっかり頭から抜けていた五条の声が背後からして、つついていた指がすんでのところで止まる。何かを堪えるように震えていた声の主は、見れば両手で顔を隠して本当にちょっとだけ震えていた。たぶん笑っている。
「っお、起きてたんですか」
「ちょんちょんし始めたところから…」
「もっと早く声掛けてくださいよ!」
 伏黒の言葉にとうとう我慢できなくなったのか、五条は身体を半分転がして枕に顔を埋めた。
「っふ、だってえっちなことしてくれるかと思ってたら…ずっとつつくだけなんだもん…っふふふ、」
 枕に埋もれた声で笑い混じりに五条が「人のちんこつついて可愛いってなに…」と言う。少しだけ身動ぎして枕の隙間からこちらを見た五条の楽しそうな瞳に、伏黒は思わず声を上げた。
「全然可愛くない!」

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