薄明

ごじょうさとる×ふしぐろめぐみ
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束の間おかえり、昔の君
 柊英です。多分ピエコロ衣装


「……はぁ、なるほどねぇ……」
「そんなに見ても何も無いぞ」
 慣れない髪型に加えてまじまじと見詰められる居心地の悪さにか、柊羽は視線から逃げるように額を手のひらで隠した。普段見ることの無い柊羽の額は、何だか少しだけ彼を幼く見せる。まだデビューしたての頃は前髪も短かったから、それを思い出すのかもしれない。
「なんかこう、柊羽が若返った?みたいな?」
「なんだそれは」
 戸惑った顔をしていた柊羽がそこでやっと小さく笑う。普段着ることの無いラフなパーカーも大きく晒された額も、ちょっとした居心地の悪さにか困ったように小さく笑う顔も全部が全部英知がよく知らない子供の柊羽みたいで堪らない気持ちになる。愛おしいとは、きっとこのどうしようもなく胸が苦しくなる今のことを言うのだろう。
「ふふ、やっぱおでこ出してる柊羽っていいなぁ」

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