薄明

ごじょうさとる×ふしぐろめぐみ
 非公式二次創作ブログサイト

メイン

安上り
柊英です


「しゅーう」
「ん?」
「俺の手、そんなに好き?」
 そう聞けば上機嫌に微笑みながら好きだな、と返される。こんなことじゃあこの男はちっとも照れちゃくれない。柊羽みたいに細くて綺麗なわけでもない、厚くて節ばった正真正銘どこから見ても可愛げのない男の手。この間事務所で流行った遊びでやんわりと柊羽に目隠しをしてからというもの、何かと英知の手を取っては握ったり絡めたりと好きに弄ばれることが増えてしまった。
「…そっか」
「なんだ英知、まだ照れてるのか」
「………そりゃ、そうでしょ」
 だーれだ、は告白する遊びじゃないと言った時にもそれはもう随分と楽しそうな顔をしていたから、きっと今の英知の反応も楽しくて嬉しくて仕方ないのだろう。きっと英知の手はもう暫く柊羽のおもちゃだ。それが満更でもない、とは言わないけれど。

畳む

編集

Powered by てがろぐ Ver 4.2.0.